ストック・オプションの重要性について

 以上、株式報酬制度についてみてきたが、私はこのストック・オプション制度を採用する際の基準は非常に重要に思える。

それはこのストック・オプションを巡って米国で様々な問題が生じてきたからであり、エンロンを始め、ワールドコム、タイコなど、不正会計が問題となった企業において、経営者が多額のストック・オプションの付与を受けており、社会問題となったことが挙げられる。

にもかかわらず、会計基準では、米国のストック・オプションの付与時の公正価値を費用計上する方法と、費用計上せず注記に留める方法の選択制となっており、大多数の企業はストック・オプションを費用計上していない。

このことから、実業界の影響力を知った。

このように、業界が議会を動かす力が、適切な会計に影響を与えているが、この力は今後もなくなることはないと思われるため、適切な会計処理を追い求めるだけではいけないということを知った。

 最後に、日本基準が米国基準に「右習え」するのか、という記述があったが、これには私は反対である。

日本は、アメリカを追いかけていくだけではいけない。

過去のエンロン事件等から伺えるよう、アメリカがすべて正しいとは全く言えない。

しかし会計においても世界基準にしていくことも重要であるため、日本は米国を参考にしつつも、独自の基準をつくるべきだと思う。

ストック・オプション型の株式報酬には問題点もあり、今後成長するとも思えないが、現在新たな株式報酬制度の動きもあるため、日本でも株式型報酬の選択肢が増えていけば、企業がそれぞれ置かれた状況に応じて、独自で最適な報酬体制を築いていけるようなるのではと感じた。

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